無意識の「条件」に縛られていませんか？

2013年3月5日 2023年11月10日

武市潔

結婚を頭で考え過ぎてしまうと身動きが取れなくなる事があります。
若い頃の自然な出会いで結婚された方々は自然な流れで結婚される方が多いでしょう。
お互いに時間もたっぷりあるなかで自然に結婚しようか♪となるのでしょうね。
しかし、ある時期を過ぎて出会いが少なくなり、結婚を意識するようになると・・・
結婚を無意識だけど、頭で考え過ぎてしまうようになる方が増えてくるのだと思います。

典型的な例ですと、相手の年齢や学歴や年収や婚歴といった履歴書のような条件が人柄よりも優先してしまい、本当に自分にとって大事なことが忘れがちになる現象。
もちろん結婚ですから女性からしてみれば男性の経済力は外せない条件でしょうし、男性からしてみれば女性の年齢や容姿といった条件も外せないのはよくわかります。
多くの方が安くはないお金をかけて入会されるのですから当然といえば当然なのです。

しかし全ての方々がこのような条件至上主義で婚活をされてしまうととても大変です。
例えば「こんな私でもどなたか会ってくださる方がいらっしゃるのなら喜んで会います」と、健気で殊勝な面持ちで登録された男性が、入会後すっかりその気持を忘れてしまう事も多々。
あまりに素敵な女性の多さに目が眩み、難しそうな方ばかりを追いかけてしまうのです。
結婚活動を始めてしまうと次のような心境にもなる方が一部の方々の中にいます。

「ここまで待ったのだから・・・」と。　ここまで待ったのだからもっと若い方を・・・とか、
ここまで待ったのだから、もっと年収の高い方を・・・と、条件だけが先行してしまう。
ここまで待ったという方も確かにいらっしゃると思いますが、実は「ここまで待った」
のではなく、ここまで結婚のチャンスが無かったというケースもあるのではないでしょうか？
ここまで待っていたけど縁が少なくなってきたので、やっと勇気を出して行動したのに、目指すべき方向が今までと全く同じ、あるいは更に条件が厳しくなってしまう現象。

本当は皆さん、わかっているんです・・・。　条件だけではないと。　しかし自分で自分を何故か縛ってしまう。　それが結婚を頭で考え過ぎてしまう現象なのだと私は思うのです。
プライドや周囲の世間体みたいなものが「ここまで待ったのだから」を作るかもしれません。
それでどうしても色々考え過ぎて、頭（条件や理屈）で結婚を考えてしまうのでしょう。
確かに最近の相談所では何百、何千もの会員さんの中から条件で検索出来ますからね。
便利になってしまった分、どこか大事なものが忘れ去られていくことは多々あります。

ある程度は頭で考えることは大事ですが、程々にしましょうということですね。
人間は感情の生き物です。二人の相性だけは会ってみないことのはわからないのですから。
本当に自分にとって譲れないものは何か？本当に大事なものは一つか二つだと思います。
条件を少しだけ緩めたら、逆に理想のど真ん中の人と出会えたという例は山ほどあります。
条件も相手の一部です。そのウエイトを少し緩めて自然の出会いに近づければいいですね。
理想を追いながらも同時に現実もちゃんと見つめた地に足ついた結婚活動がいいです。
結婚生活って・・・理屈（頭）だけでは割り切れないようなことも多いですから！（笑）

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