二人で１００点目指しませんか？

2014年8月29日 2023年10月10日

武市潔

100点満点の人・・・もしくは別の名を理想の人ともいいます。
もちろん、このような方と出会えた時はラッキーですしガンバルのみです！
理想の人に出会えれば願ったり叶ったりで、嬉しい最高の出会いになりますね。
しかし出会ったその瞬間は100点の人が永遠に満点のままでいてくれるでしょうか。
満点を維持することは試験勉強でもなかなか大変なことです。
そんな満点を要求する両親に育てられたお子さんはなんだか可哀想な気もします。

満点しか許さない親とは違いますが満点を希望する相手とお付き合いする事も大変です。
逆にお相手から100点を強要されたらプレッシャーが強すぎて厄介ですよね。
時には気を抜きたい時もあれば、少しだらしない時もあるのが人間の良い所ですから。
婚活のシーンでは、相手と出会う際に減点法で見る癖が無意識でつく事があります。
喋り方、笑い方、考え方、言葉遣い、食事の仕方、歩き方、洋服のセンス・・・etc。
キリがないくらいに自分の理想通りの人と出会える確率は一体どれくらいでしょうか。

人は違って当たり前ですし、欠点があって当たり前です。人によっては
その欠点こそが美点になる事もあれば、意識して直せる欠点だって多々あるわけですし。
結婚活動をしていると、ついつい条件を考えてしまう癖がつくという悪い習慣があります。
「条件は？と聞かれるからついつい理想の条件を言う」と会員さんが教えてくれました。
確かに聞かれたら、それは誰でも理想の方を言いたくなりますよね（笑）そして
自分で出した理想の条件に縛られてしまい、本当に大切なものを見逃すことになるのです。

年齢や経済力や容姿それから性格、そして二人の相性や育った環境や家庭環境の違いまで。
「違っている」所を見つけて嘆くよりも「合っている」所を見つけて喜ぶ方が楽しいです。
あるいは欠点があったとしてもそれを楽しむくらいのゆとりと余裕が人生には必要でしょう。
無くて七癖で、もしかしたら無意識の癖・習慣で本人には悪気もない事も多いものです。
あなたがその悪い癖・習慣を直したり気づかせたりするキッカケになってあげたらいいのです。
結婚してからもそんな繰り返しを楽しむ事がいつまでも夫婦円満で楽しくしていくコツです。

出会った時は70点。お付き合い時は80点。結婚してから90点、10年後には95点・・・。
そんな感じで徐々に上がったり、時には下がったりの点数の方が楽しくはないでしょうか？
そこにお互いの努力や思いやりや歩み寄りがあってこその点数アップなのですから。
結婚できる人と結婚出来にくい人の差のひとつは、今日のお話にたくさん含まれています。
理想の人を求め過ぎる人はその時点で、相手から見たら窮屈で面倒くさい人かもしれません。
少しくらい「ゆるい」方が人間関係は上手くいくものです。　まして夫婦ならば・・・！！
二人で１００点を目指していくような関係になりませんか？
足りない所を補いあったり思いやったりする関係こそ「幸せ」を実感できる秘訣なのです。

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