心を開いた出会いに変わったら・・・💖

2018年11月19日 2023年10月11日

武市潔

10年近く前の話ですが、私がよく行く鍼灸院のお店が近所にありました。
当時、肩こりがひどかったので知り合いの美容室のマスターの紹介で教えて頂いた店でした。
その鍼灸院はまだ30代の若い店主でしたが、真面目で信用の置けそうな男でした。
週に1回、多い時は2～3回通っていました。マッサージ（あんま）も話術も上手でした。
肩こりのツボが確か手の指のまた辺りにあって、そこに鍼をしたらピタっと痛みが収まったりして、二人で「オォ～っ」って盛り上がったりする様な感じで結構、通院も楽しかったものです。

私としては知り合いの紹介で行った店だし、話も合い、楽しく話しながら鍼灸してもらっていたので年齢は違いますが新しい友人が出来たような感じで行く度に楽しい時間を過ごしていました。
親友とまではいかないけれど、お店と客を超えたような友人関係みたいに思っていました。
私は「人に惚れっぽい体質」なので良い奴と思ったらすぐに信じ込みますからね＼(^o^)／
1年程通った頃、鍼をするベッドから見える天井のカーテンレールが、ずれているのを発見しました。
店主は右手右足が少し不自由なので自分では出来なかったのでしょう。それかズボラだったか（笑）

たまたま天井を見上げた時に気づいたので「これじゃカーテンもダラっとしてかっこ悪いけん、直そう」と私が店の奥から椅子を持ってきて、チャッチャとカーテンを外してレールフックを全て付け替えました。「ほら！綺麗にシャンってなったね！店はこうでないといかんわな♪」とか話していました。
その時すごく感謝してくれて、それから益々親しくなったような感じでした。
その後、しばらくして二人で飲みに行く機会があり、こんな事を開口一番言ってました。

「実はあのカーテン直してくれた時に【この人、いい人だなぁ～】と初めて思ったんです」と＠＠
それまでは、よく喋るしあーだこーだと私の仕事のアドバイスをよく言う人だと思ってましただと💦
いい人そうだけど「教えたがりのお節介な人」位に思っていたと酔った勢いで本音を喋る喋る（笑）
真実は私の片想いで向こうは客の一人【どちらかというとうるさ型の】という事実にショックな私💧

「なんやそれ！心を開くのに1年もかかったんかぃ！」と突っ込むと「確かにそうですね」だと（笑）
「あん時もこんな話をしていた時もまだ、用心しとったんかぃ」と、大笑いで盛り上がりました。
大人になって出会って、お互いが心を開くのにこれだけの時間を要するよって話でしたm(_ _)m
しかし、それからは私のアドバイスもよく聞くようになるし、逆に向こうからよく聞いてくるし、今は結婚して奥さんの実家のある熊本で鍼灸院をしていますが交友は家族ぐるみで続いています。

■　熊本新屋敷の鍼灸院　実三へ

その結婚も［結婚相談所で出会った訳ではありませんが］私のアドバイスがキッカケだったりします。
今では「武市さんはボクの師匠ですよ」とまで言ってくれます（笑）出世しましたね、私も(^o^)／
「心を開く」というレベルまで行かないと人と人は本当のところはわからないものです。
中年の男と男でもそうなのです（笑）若い男性と女性なら尚更「心を開く」って難しいでしょうね。
今のご時世、用心深い人は増えたし、簡単には心は開かない方がいい時もありますからねぇ・・・。

しかし人と人が出会い仲良くなり、わかりあえる時間を過ごせる間柄って心を開いた同士だけです。
いかに自分から「心を開く」努力をするか。あるいはお相手が「心を開きやすく」なれるか。
そんなことを考えるのも婚活ですね。あるいは相手の事を思い行動するだけで良いかもしれません。
私のように「カーテンレールのフックを掛け直した」だけで心を開いてくれることもあるのですから！
ちょっとした思いやり。こうすれば相手が喜ぶかな。そんな心掛けが一番大事なのかもしれません。
そんなちょっとしたキッカケで人と人は「一生の友」になれたり「一生の伴侶」と出会えるのです！

婚活とは闇雲に人と出会うことを繰り返すことが目的ではありません！
出会いを繰り返すような掛け算ではなく、心を込めていく足し算も大切です！
一生懸命に相手を想い、思いやりの心で接していれば「心を開いた出会い」に変わるのです！

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