コミュニケーションは一日にしてならず

2013年9月26日 2023年11月10日

武市潔

同じような会話をしていても、伝える相手によって、その対応は様々だと思います。
例えば「出来るだけ感謝の言葉は声に出していった方がいいですよ」と伝えたとします。
「そうですよね！今まで照れてあまり言えなかったけど心掛けてみます」という方もいれば「そうですかぁ？心底そう思った時は言いますが滅多には言えませんね」という方もいます。
または「そんな事はやってるし知ってますが、直接結婚には関係ないでしょ？」みたいな人もいればあるいは「いいアドバイスを有難うございます。早速使わせてもらいます！」という人もいます。

個人的には素直に受け止めて下さる方にはもっと良い情報や参考になる話を伝えたくなるのが人情です。逆にこちらの話を否定的に批判的にとられてしまうと、次からは言葉をかけるのが難しくなる。
相手からそう思われた時点で、自分に入ってくる情報が遮断してしまうということになりますね。
一方素直に肯定的に聞いている方には、更にプラスになるような情報が入ってくるかもしれません。
ツイている人とそうでない人の差は案外、こういった日常のちょっとした行動で生まれると思います。
もちろん何でも情報を仕入れたら良いわけではありません（笑）体に悪い情報もありますからね。

大事なことは、その情報を流してくれる人は自分にとって大切な人か信頼出来る人かという点です。
わざわざ自分の為に色々と考えてくれている、時間を使ってくれている、という点でも感謝です。
その感謝の気持が「ありがとうございます」や「おかげさまで」という会話に繋がるのです。
そうするとお互いが何となくいい雰囲気になることは多いものです。　あるいは褒められても「いえいえ、そんな事はないです」と何となく無意識に言われる方も多いもの。そうして謙遜するのも間違いではありませんが、それよりも「有難うございます」の方がいいと私は思います。

わざわざ、自分のために気を遣って頂き、褒めてくださることに感謝しての「ありがとう」です。
昨今は褒めたり褒められたりといった習慣も昔に比べたら減ってきたように思います。
軽々しく何でもかんでも褒めちぎるのもどうかとは思いますが、人は褒められて悪い気はしません。
しかしその褒め方も普段から何気なく使っておかないと変な褒め方だと逆効果になることもあります。
的を得たような事を何気なく褒める。私はそうされたら無茶苦茶嬉しいです（笑）
自分がされたら嬉しい事は出来るだけ意識して大切な相手にする。そういう習慣は大事ですね。逆に自分がされたら嫌だなぁと思うことは相手にはしない・・・ということも大切ですね。

これはお見合いの場とか、お付き合いの場とかだけ、やればいいというお話ではありません。普段からそういった気持でコミュニケーションを大切にする習慣があり実行していないといけません。
普段の生活では出来ないのに、お見合いの時だけ器用にそういった事が出来る人を私は知りません。
また、そういった人はいずれボロが出るでしょう。付け焼き刃で婚活してもうまくいかないものです。
当会でいえば、私共と事務所でお話している時でさえもコミュニケーションの練習になるのですよ。
「私には無理」「僕はそういうキャラじゃない」ではなく、まずは素直にやってみる事がポイント。

コミュニケーションって、その場だけ頑張るのではなく継続的に意識するものだと思います。
コミュニケーションは一日にしてならず　ですネ。・・・積み重ねが大事です♪
そして結婚するって、そういった「人と人」のコミュニケーションが何より大切な根っこの部分になります。お相手と出会い、そして結婚へ繋がっていく道はそこから拓（ひら）けるのだと思います。

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